お酒の解説 純米大吟醸酒とは? 2023/08/03

純米大吟醸とは?

日本酒には種類や専門用語が多く「自分にあった日本酒をどのように選んだらいいかわからない」という悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。本記事では「純米大吟醸酒」の定義や味わいの特徴についてご紹介します。

純米大吟醸酒とは?

日本酒の種類:「特定名称酒」と「普通酒」

日本酒はまず、一定の要件を満たした「特定名称酒」と、それ以外の「普通酒」に分けられます。

「特定名称酒」はさらに原料や製造方法によって、純米大吟醸酒・純米吟醸酒・特別純米酒・純米酒・大吟醸酒・吟醸酒・特別本醸造酒・本醸造酒の8種類に分類されます。

純米大吟醸酒・純米吟醸酒・特別純米酒・純米酒は、米・米麹・水のみを原料とした「純米系」、

大吟醸酒・吟醸酒・特別本醸造酒・本醸造酒は、原料に醸造アルコールが加わった「本醸造系」です。

特定名称酒の要件

特定名称使用原料精米歩合香味等の要件
純米大吟醸酒米、米こうじ50%以下吟醸造り、固有の香味、色沢が特に良好
純米吟醸酒米、米こうじ60%以下吟醸造り、固有の香味、色沢が良好
特別純米酒米、米こうじ60%以下又は特別な製造方法香味、色沢が特に良好
純米酒米、米こうじ香味、色沢が良好
大吟醸酒米、米こうじ、 醸造アルコール50%以下吟醸造り、固有の香味、色沢が特に良好
吟醸酒米、米こうじ、 醸造アルコール60%以下吟醸造り、固有の香味、色沢が良好
特別本醸造酒米、米こうじ、 醸造アルコール60%以下又は特別な製造方法香味、色沢が特に良好
本醸造酒米、米こうじ、 醸造アルコール70%以下香味、色沢が良好

なお、特定名称酒共通の基準として、こうじ米の使用割合(白米の重量に対するこうじ米の重量の割合)は15%以上であることが定められています。

「純米大吟醸酒」は特定名称酒のひとつ

特定名称酒のうち、以下の要件を満たしたものが「純米大吟醸酒」を名乗ることができます。

  • 原料が米・米麹・水のみ
  • 精米歩合が50%以下
  • 吟醸造りで醸造されている
  • 固有の香味、色沢が特に良好

純米大吟醸酒の特徴

純米大吟醸

純米大吟醸酒の味わい

純米大吟醸酒は、お米を50%以下まで磨いているため、雑味がなくクリアできれいな味わいのものが多く、米・米麹・水のみで造られているため、米本来の旨みがストレートに感じられます。

また「吟醸造り」という製法で、お米を低温でゆっくり発酵させ、酒粕として残るお米の割合が高くなるように醸造することで、華やかでフルーティな特有の「吟醸香」をもつことが特徴です。

  • 雑味がなくクリア
  • 米の旨み・コクがある
  • 吟醸香をもつ

おすすめの飲み方

純米大吟醸酒は、吟醸香の華やかな香りを楽しむために、冷やして飲むのがおすすめです。

ワイングラスなど口の広い酒器を使うことで、香りが立ち、より味わいを引き立たせてくれるでしょう。

まとめ

純米大吟醸酒は、華やかな甘みとすっきりした飲み口で、日本酒初心者の方でも飲みやすい人気のお酒です。

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