お酒の解説 澄酒 2023/10/17

澄酒

日本酒にまつわる用語をとりあげてご紹介していきます。日本酒に興味のある方、資格取得などに向けて勉強されている方の知識習得にもお役立ていただけるよう、できるだけ専門用語をつかわずカンタンな内容で解説していきたいと思います。みなさんも一緒に学んでいきましょう!

澄酒とは?

澄酒(すみざけ、ちょうしゅ)とは、澄んだ透明なお酒のこと。

もとは清酒のことを指すが、現在ではにごり酒に対して、濁っていない透明なお酒のことをいう。

澄酒

澄酒(清酒)の歴史

澄酒の誕生は戦国時代。尼子氏の家臣 山中鹿介の長男・新六幸元が、鴻池村に住み着いて酒造りを始め、1600年に「双白澄酒(もろはくすみざけ)=清酒」の製法を初めて発見したと言われています。

それまではどぶろくが作られていましたが、もろみを濾した現在の「清酒」を醸造する技術が生まれたのです。

鴻池家のあった兵庫県伊丹市鴻池は「清酒発祥の地」とされ、鴻池家の歴史が詳しく記された石碑が残されています。

兵庫県伊丹市にある「清酒発祥の地」の石碑
兵庫県伊丹市にある「清酒発祥の地」の石碑
伊丹市指定文化財「鴻池稲荷祠碑」
伊丹市指定文化財「鴻池稲荷祠碑」

澄酒とにごり酒

上で見たように、「澄酒」はもともと「清酒」と同じ意味であり、濾して造られたお酒を指していました。しかし明治以降「清酒」は税法上の用語として定着します。

そして現在では「澄酒」も単に濾したお酒ではなく、濁っておらず滓が含まれていない、透明なお酒を指して使われるようになっています。

七つの泉
手前から「澄酒」「荒ばしり」「ざるにごり」(写真提供:七清水農園醸造所)

まとめ・復習

  • 澄酒とは、澄んだ透明なお酒のこと。
  • 昔はどぶろく(濁酒)に対して搾りを行った「清酒」を意味する言葉であった。
  • 現在ではにごり酒やおりがらみに対して、無色透明なお酒をいう。