• 辻本店

御前酒蔵元 辻本店

エリア 中国・四国岡山

おすすめ

備中杜氏 辻麻衣子は前杜氏の味「コクがあって、なおかつキレのよい酒」を引き継ぎながらも、さらに「なめらかさ」を求めて若い蔵人と共に日々研究に努めております。
酒の原材料は「米・米麹・水」。御前酒蔵元では、地元の米・岡山県産の雄町にこだわり酒を醸しています。仕込み水は、蔵の横を滔々と流れる一級河川「旭川」の伏流水を地下から汲み上げ、使用しています。
1804年創業当時のままの酒蔵は、一部機械化されておりますが、まだまだ人の手に頼る部分が多いです。毎年11月から翌年4月の寒仕込み期間中は、蔵人たちが集い、昼夜問わず酒造りに汗を流しています。

主な受賞歴

2023年
・Kura Master2023「クラシック酛部門」金賞を受賞
・ワイングラスでおいしい日本酒アワード2023「メイン部門」金賞受賞

2022年
・令和4年 広島国税局清酒鑑評会「燗酒部門」優等賞受賞
・第13回雄町サミット「純米酒の部」優等賞受賞
・第105回 備中杜氏組合自醸清酒品評会 1位受賞
・IWCインターナショナル・ワイン・チャレンジ2022 銀賞

2020年
・全国燗酒コンテスト2020「プレミアム燗酒部門」金賞受賞

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杉原 英二

マイスターからのコメント

今年から全量雄町米での酒造りの意気込みを感じてください!
代表取締役 辻 総一郎

酒蔵からのコメント

雄町の未来は、御前酒が醸す。

特徴FEATURES

文化元年(1804年)、現在地に酒造業を創業。当時は美作勝山藩御用達の献上酒として「御膳酒」の銘(現在の銘柄の由来)を受け、一般には「萬悦」の銘柄で親しまれていた。又、当蔵元は古来「うまさけの国」と言われたこの「美作(みまさか)」の地(岡山県北の旧国名)で、寒冷な気候、良質の酒米と水という、酒造りの好条件に恵まれた環境にある。このことは、当蔵の基本方針にも表れている。長い歴史の中、地元の米、地元の水、そして地元の技で醸すことこそ、造り酒屋の原点と考え、綿々と酒造りに励んでいる。

酒質の特徴としては、県南の瀬戸内の酒が甘口であるのに対して、すっきりとした辛口が持ち味である。それは、冬の寒さの厳しいこの地の人々が求めた味でもある。また、早くから(昭和45年頃)純米酒の製造にも積極的に取り組み、現在では製造数量の7割を占める。また、当蔵で40余年の熟練者であった前杜氏の原田 巧の後を引き継ぎ、平成19年より岡山県初の女性杜氏 辻 麻衣子が酒造りを行っている。蔵人も若返り、杜氏を盛り立てている。

当蔵元の辻家では、明治から昭和にかけての当主が、文化的な活動にも積極性であり、自ら書画を嗜むことから、文人墨客の訪れることが多く、与謝野鉄幹、晶子夫妻の逗留をはじめ尾上紫舟、碧梧桐等が画帳、色紙に筆跡を残している。また、旨酒をこよなく愛した明治の文豪、谷崎潤一郎は当地で「細雪」を執筆していたことは、意外に知られていない。彼の逗留していた町屋も現存している。歴史学者である奈良本辰也を始め、池田弥三郎等。その他渥美清、永 六輔等、多くの客人が訪れている。酒を通したさまざまな文化とのふれあい。こうした御前酒の歴史は、上質の酒造りの伝承と本物へのこだわりであり、次代の酒文化の担い手としての心意気を示すものに他ならない。

酒蔵情報SAKE BREWERY

御前酒蔵元 辻本店

〒717-0013
岡山県真庭市勝山116
TEL 0867-44-3155 FAX

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